総合ECモール アフターコロナのECシーンはトップ2の実効支配へ
コロナ禍の外出行動自粛による影響は、ECにおける利用増加という結果を導きましたが、その恩恵の多くは、 総合ECモール のアマゾンと楽天市場の2つに注がれた感があります。限りある資本の有効活用先として、出店強化すべきモールと撤退検討すべきモールに2分されたとも言えるでしょう。
コロナ禍の外出行動自粛による影響は、ECにおける利用増加という結果を導きましたが、その恩恵の多くは、 総合ECモール のアマゾンと楽天市場の2つに注がれた感があります。限りある資本の有効活用先として、出店強化すべきモールと撤退検討すべきモールに2分されたとも言えるでしょう。
Amazonのコマース支配が、 変革の小売ビジネス を顕著化してゆく次第ですが、その大きな波のすべてがAmazonを震源地とするものではありません。変革の波が外的要因であるのは、アナタのサイトもアマゾンも「同じ境遇」だったワケです。対応力こそがAmazonのポテンシャルなのです。
不正アクセスと情報漏えいが日常化した現在、アカウント乗っ取りや不正利用の実害も「今そこに確実に存在するリスク」ですが、リスクをゼロ化することは難しくとも、軽減することは誰にでも可能なのです。登録したID/PASSに加えて、もうひとつ本人認証プロセスを加える 2段階認証 の設定です。
フルフィメント といえばアマゾンなワケで、顧客第一主義を追求するひとつのカタチと普及が当たり前になったことで、ECの物流限界・配送コスト・人手不足問題が噴出したのは何とも皮肉な話ではありますが、モールの フルフィメント 標準化と自社ECの3PL具合が加速すると思われます。
印象的には、映像や音楽などのコンテンツサービスの拡充で顧客満足度を引き上げるアマゾンと、ありとあらゆるサービスにポイントを連携させて「ポイントジャンキー」への満足度を満たす楽天と戦略が違えど、結果的に「その EC利用者数 は同規模」という結果です。