最新のデジタルトレンドであろうと、イノベーティブで先進的なサービスであろうと、「一種の法則」は適応されるようです。むかしから「店舗の売上の8割は2割のお得意客でまかなう」という定説が存在しますが、 ソーシャルメディア でさえもその例外ではないのです。
株式会社ジャストシステムはマーケティングリサーチに関する情報サイトMarketing Resarch Campにおいて、モバイル&ソーシャルメディア月次点調査のレポートを公開。インターネット関連サービスにおける利用状況や、スマホ決済、アドブロッカ―の認知・利用状況、CtoCマッチングサービスへの不満・不安に関して調査、Fastaskのモニターで15歳~69歳の男女1,100人の回答を基にレポートを作成した。調査の結果、Facebook、Twitter、Instagramといったサービスを利用する時、自ら投稿することに関しては消極的な傾向がみられた。また、アドブロッカ―に関して知っている人は全体の約3割にとどまった。さらに、個人間によるオンラインオークションやフリーマーケットは高い認知度を得ているものの、安全性についての不安を持つ人は全体の約半数であった。
ソーシャルメディア お客様は1割です
Facebook利用率
・全体:38.4%
・40代・50代男性利用率が高く「オッさんSNS」の面目躍如
Twitter利用率
・全体:43.6%
・男女とも10代20代の「半分」利用というヤングっぷり
そういやツイッターオワタと声高だったのはオッさんだったな
Instagram利用率
・全体:27.5%
・相変わらず男性利用率低いまま
・10代〜30代女性では4割以上
今後40代以上の利用が増えると10代がヤメる事象発生の可能性
3大ソーシャルにおいて最も投稿のハードルが低いのがTwitterと言えるようです。もちろん匿名性がその背景にあるでしょう。
投稿も閲覧も日々の習慣です、という方は利用者の2割に満たないので、大方は「気が向いた時に閲覧程度」とうのが現実というか「一般社会」なのでしょう。
一般2割未満に右往左往するソーシャルマーケティング
これが実情でしょう。でもその2割って、消費行動も活発だし、社会コミットも積極的だし、いわゆる「抱え込みたい消費者」になるワケなので、マーケティングとしては「やり過ごし」という選択肢はありません。右往左往すべきなんです。
逆にラガード層までも響かせるプロモーションがあるなら、失われた20年って言葉は生まれていませんから。