「課金」へのシフトで継続的な収益性を確保したゲーム市場ですが、時間と視界の奪い合うという点では、動画サービス自体よりも、サブスクという支払い手段こそ注視すべき事案です。5G時代に向けて熾烈を極めるモバイルスクリーンの覇権争いを外野から眺めるのが モバイル市場年鑑2020 です。
モバイル市場年鑑は、アプリ市場データプラットフォーム「App Annie Intelligence」のデータを基に、各業界の動向をまとめたレポートだ。ゲームや⾦融、⼩売業界の動向に加え、今回から新たに、IoTやサブスクリプションなど近年注⽬されている領域に関するレポートも含まれている。 | ECのミカタは、ネットショップ運営を支援するネットショップ専門のポータルサイトです。
情報源: 「サブスク・IoT・◯◯Pay」アプリなどが成長 『モバイル市場年鑑2020』が公表される |ECのミカタ
サブスク、アプリ支出の主役だってよ
・⾮ゲーム系アプリにおける消費⽀出上位250のうち、⽀出額の96%がサブスクリプションによるもの(アメリカ)
・消費⽀出総額でも、4分の1となる25%がサブスクリプションによる消費となった。
・出会い系アプリ「Tinder」、動画ストリーミングアプリ「Netflix」、「Tencent Video」が2019年の⾮ゲーム系アプリの消費⽀出ランキングの上位3位を占めている。
DL数を伸ばすIoTアプリ
・IoTアプリの上位20位のダウンロード件数が1億6000万件を超えた
・コネクテッドデバイスは2025年までに252億台に達する見込み
アプリが経済の主役へ
・全世界のアプリストア消費⽀出は1200億ドルに到達。
2016年の2.1倍
・1⽇のモバイル利⽤時間は、全世界平均で3時間40分にまで増加
2018年から40分の伸び
・モバイル中⼼企業は⾮モバイル企業に⽐べ、上場における平均評価額が825%増加
企業と消費者、デバイスとユーザー、株価と市場をコネクトするのがアプリであると。わずか2センチ角程度のアイコンに、企業価値とその命運の全てを託すようなもので、存在の儚さは、サービスという事業モデルの短命化を象徴するかのようです。