一方的で画一的で無配慮な波状通知なメルマガまがいの運用ではアプリ価値さえも毀損しかねないと、従課金に改定されたLINE公式アカウントにおいて、通知頻度でのブロックを心配する必要性も皆無に近くなりましたが、何事にも「適度」があるので、 LINE利用調査 を確認しておきましょう。
LINEで最も使われているのは「トーク」と呼ばれるメッセージ機能だ。では、メッセージ機能以外ではどのような機能が頻繁に使われているのだろうが?同社ではまず「LINEで頻繁に利用しているサービスを教えてください(複数回答可)※メッセージ機能以外」と質問したところ、『LINE公式アカウント(企業・店舗アカウント)(59.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『スタンプ購入(ダウンロード)(39.6%)』『LINE NEWS(34.5%)』『LINE Pay(18.6%)』と続いた。 | ECのミカタは、ネットショップ運営を支援するネットショップ専門のポータルサイトです。
情報源: LINE公式アカウントがブロックされないための通知頻度は〇〇 モスコソリューションズ社がLINEの活用実態に関する調査を実施|ECのミカタ
LINEで利用頻度の高いサービス トップ5
1位:LINE公式アカウント:59.1%
2位:スタンプ購入:39.6%
3位:LINE NEWS:34.5%
4位:LINE Pay:18.6%
5位:ショッピング/クーポン・ギフト:11.3%
無論、主機能である「トーク」は除外してのトップ5です。トークと同じ視界に入る「公式アカウント」の利用頻度が突出しているのも納得です。
LINE公式アカウントを友達登録する理由 トップ5
1位:スタンプが欲しい:35.0%
2位:有益な情報が得られる:30.9%
3位:クーポンがもらえる:24.6%
4位:企業・ブランドのファンだもん:3.2%
5位:その他:6.3%
これまた随分と利己的な回答です。「ファンだから」という理由ではわずか3.2%しか存在しないワケです。逆に言えば、企業やブランドの認知度や人気が乏しくとも、お友達特典が魅力的であれば、登録の可能は極めて高いと。それまでのメディアへの投資になんら見返りがない厳しくも切ない世界です。
LINE公式アカウントをブロックする理由 トップ5
1位:通知が多い:53.5%
2位:期待した情報が得られない:18.3%
3位:1ヶ月ぐらい見ていないことに気づいた:9.4%
4位:スタンプはもらったから:9.3%
5位:変な時間に配信しやがる:4.6%
まぁ圧倒的ですね、配信通知数が多いとブロックの流れは、いわば「お約束」みたいなもので、つまり配信通知数され間違わなければブロック率は改善の可能性を高めるのです。ではご紹介しましょう、ブロックする通知数です、
ブロックも仕方ナシな通知頻度
1位:週5回以上:39.8%
2位:週3回:23.3%
3位:週2回:15.5%
4位:週1回:15.2%
5位:週4回:6.2%
もはや従課金制となってLINE公式アカウントにおいて、週3以上の配信は「したくてもできない」のが普通ですが、最もブロックされない回数が「4回」と、逆に「予算都合でそこまで配信できまへんで」という声が聞こえてきそうです。
ただ週4を容認するのは、相当の価値ある情報や特典の提供がベースにあると考えるべきで、多くの公式アカウントでは、「週2配信」で「情報精度を高める」ことがキホンとなりそうです。
配信頻度とブロック率は比例するとはいえ、そのリスクを踏まえても配信総数が売上に貢献した事実である以上、「週4回配信でブロック率が低いアカウント」が理想的であることは間違いありません。それを可能にする充実したトピックスや販促企画などは、アカウント運用術というよりは、事業運営そのものを見直しが必要なのかも知れません。