当初 LINE広告 への投資は、資本豊富なナショナルクライアントを対象としていましたが、広告ビジネスを拡大する余地はGoogleに倣えとばかりに中小企業にシフトしたおかげで、効果恩恵を受けやすくなりました。 LINE広告 は、「まず、検索広告」の優先順位を奪取する最有力候補なのです。
幅広い年齢層のユーザーが多く、高い広告効果が期待できるLINE広告。オンラインでの申し込み対応がスタートし出稿企業も増加していますが、ほかのWeb広告やSNS広告と具体的にどのような違いがあるのでしょうか。LINE広告のメリットデメリットを中心に、LINE広告の基本的な情報について紹介します。
LINE広告の特徴
圧倒的なユーザー規模によるリーチ力
月間アクティブユーザー数8300万人
全ユーザーの86%が毎日利用
SNS利用者の81.3%が利用という絶対的なシェア
精度の高いターゲティング
性別・年齢などの「みなし属性」をもとにしたターゲティング配信機能で
設定ターゲットに的確にリーチ。
ECサイトの購入履歴や登録情報を活用して、より精度アップ。
LINE公式アカウント友だち獲得に
自社メディアや店舗などのソーシャル投稿などが友だち獲得導線でしたが、「自前」な分、獲得数には限界が。
獲得した友だち分だけ課金される成果式により、LINE内未接触ユーザーに継続的な接触が可能となります。
オンラインで少額から利用可能に
かつて最低出稿額が設定されていたLINE広告ですが、グーグルに倣って頂き感謝感謝。申し込みから配信まで、
オンラインで完結します。もう放置運用な代理店に余計なマージンを抜かれることもありません。
LINE広告とSNS広告の違い
・広告効果が40代、50代に限定されたfacebook広告よりも、全世代リーチが可能なのです。
・バスの本家ともいえるツイッター。拡散力では敵わないLINEも、ブロードキャストという点では、フェイクもフェイトも健全といえます。
・その成長性はソーシャルのコミュニケースションというよりはコマース領域にあり、広告効果は「実売」という直接効果を見越した点においては、友だちやログイン会員獲得という間接効果のLINEとは共存しやすいいえます。
ECでのLINE広告運用術
前出通り、商品やサービスそのものを直接訴求して購買を促進する直接効果を期待するよりも、友だち化や会員ID連携などの「購買状態前まで」を目的とする間接効果を適しているのがLINE広告だと考えられます。
ただID連携するだけで、都度ログインの手間は省けることで購買効率は飛躍的に引き揚がり、ユーザビリティ改善だけで売上が上がる好例ともいえます。
・LINE公式アカウントとの併用
新規ユーザー獲得、商品購入促進、注文連絡、商品発送などの購入前後に発生する「一連の購買コミュニケーション」を、他メディアやチャネルに移動することなく、一元導線上で完結することになります。
・実店舗サービスとのシームレス化
ポイントや会員証など、自社アプリで提供していたサービス利点のほとんどは、LINE公式アカウントで提供が可能となりました。もう自社ブランドアプリなどいらないのです。もうASOなどの無駄なプロモーションコストも必要ありません。高コストなオムニチャネルもLINEで構築可能なのです。LINE公式アカウントで友だちが増える価値は明確に存在するのです。
選択と集中をしましょう。
8000万人利用といってもLINEだけでしょ、って疑問を抱く必要はありません。LINE広告が「LINE内だけに配信される」と思ったら大間違いです。すでに多くの人気メディアアプリとネットワーク連携をしており、投資対効果に規模は限定されません。なぜそんなにLINE推しかって? だって、LINEブラウザで展開される「LINE生活圏」には、Cookie制限なんてないんですもの。得られるデータから展開可能なマーケティング施策は、精度も展開幅も全方位的に「上向き」なのですから。