インスタ分析 の基本は、フォロー数とエンゲージメントの推移と状況把握が主となりますが、ソーシャル分析ツール「POST360」をリリースするコムニコ社から発表された「2018年企業アカウントのインスタ活用動向調査」から、運用ポイントの最適解を探ります。

2018年の振り返りとして、企業/ブランドのInstagramアカウントを対象に、業界ごとの平均フォロワー数やエンゲージメント率の相関や、1か月あたりの投稿本数の傾向を独自に分析しました。
情報源: Instagramの企業アカウント17業界961件を分析! 企業のインスタ活用の傾向【2018年度版】 | Instagram企業公式アカント分析データ&事例集 | Web担当者Forum
変革のインスタ、その常識とは
・インスタグラムに限らず、フォロワーが増加するほど、エンゲージメント率は下落する傾向に
・ハッシュタグ検索は「これから体験すること」「知りたいこと」への発見に利用
・平均投稿数は増加傾向にあり、ファッション業界も8.1回から34.4回と激増
・フォロワー数10万以上のアカウントでは、平均して毎日1回以上投稿している
・そのアカウントの平均投稿数は少ない月でも37.1回
・フォロワー数上位5社のうち3社は「ショップナウ」機能を活用
インスタ分析 で見える運用の最適解
アカウント数が多いのはファッション業界ですが、アカウントの増加数ではホテルや旅行・観光などのサービス業だったり、高いエンゲージメント率を誇るのは意外にもインフラ業界だったりします。
ハッシュタグ検索のニーズが、「これから見たいモノとの出会い」にあり、いわゆる「体験型消費」への最適トリガーとなりえている次第です。
単純に「ショップナウ」機能で、商品ページへ誘導可能になったとはいえ、それはあくまでも機能のひとつであり、リンククリックの必然性は、投稿内容のクオリティや提供するサービスや情報への価値認識への行動にすぎません。
待望感が強かった「ショップナウ」機能も、その投稿自体への反応は「期待していたほどのものではない」ようで、比較的投稿数は多くありません。
カートアイコンで投稿が埋め尽くされるような事態でない今、エンゲージメントという利益に繋がるか否か不明瞭な指標を「是」とするか、あくまでもサイトやコンバージョンページへの「誘導数」を重視するかは、アカウント運用方針に大きく関与しますが、いずれにしても「毎日1投稿程度」は欠かさず行うべきという最低基準においては、アカウント運用担当者には「運用自体を楽しめる」資質こそが大切なのですね。
