調査データは「iPhoneユーザー」が「自分の意思でダウンロード」し「ホーム画面に置いている」状態のECアプリとソーシャル系アプリの「 ホーム画面設置率 」です。標準アプリは含まれませんが「継続している利用している」状態ですから、単純なDL数よりは価値ある数値とも言えます。
スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」の運営などを手がけるテスティーは9月15日、10代から40代のiPhoneユーザーがホーム画面上に設置しているECアプリの実態調査の結果を公表した。
情報源: 1位メルカリ、2位Amazon、3位楽天――ホーム画面設置率が高いECアプリ | ネットショップ担当者フォーラム
ホーム画面設置率 メルカリ無双健在
調査データは「iPhoneユーザー」が「自分の意思でダウンロード」し「ホーム画面に置いている」状態のECアプリとソーシャル系アプリの「 ホーム画面設置率 」です。標準アプリは含まれませんが「継続している利用している」状態ですから、単純なDL数よりは価値ある数値とも言えます。
うーん、ECアプリって思いの他DLされてませんね。
トップのメルカリにして6.4%程度。これって多いのか少ないのか察しかねるところではありますが、LINE(60.7%)の10分の1ぐらいです。やはりピンと来ませんね。
ただ、ニッポンEC業界の覇王にして絶対的王者である楽天市場(3.4%)のほぼ倍ですから、あらゆるフリマアプリをなぎ倒した無双ぶりは健在といえます。
ちなみに直近のメルカリアプリのDK公表数は、国内5000万DL(iPhone、Android合計)と言いますから、これもLINEに肉薄している状況。アメリカ進出も順調なメルカリに対し、世界展開で行き詰っているLINEを置き去りにすることはほぼ確定域。
C2Cアプリとはいえ、ブランドもそろそろ本気で「メルカリ」で売ることを検討すべき時かも知れません。
全世代インフラとなったLINE
実は記事をピックアップした本題はLINEなんですが、60.4%と圧倒しているのは「まぁ当たり前ですわな」という結果です。
話題の尽きないインスタグム(12.9%)を大きく引き離し、YouTube(12.5%)でさえ対抗する術はないほどの差。またこれが10代から40代の男女全世代で60%を超えているワケで、50代以上もその領域に達するのは時間も問題と言えましょう。
そうなると無論、LINEは「どの世代にも欠かせない生活インフラアプリ」という揺るぎない座に鎮座し、なおかつ、すべての生活行動の「すぐそば」に寄り添うワケです。LINEショッピングも好調な具合で、もはやECとかソーシャルとのかの区分を超えた存在となったLINE。
このLINEをいかに購買行動導線とするか、いかにリーチツールとするか、メルマガ代替ツールの本命として、LINEは「好きか嫌いか」に関わらず、EC事業者にとっても「欠かせない存在」となるのは間違いありません。
必須ツールとなるLINE、そのLINEを凌駕する可能性を秘めたメルカリ。どちらも要は「迅速なコミュニケーション」という点では運営者泣かせではあります。
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