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グローバルEC

ガラパゴスEC 市場拡大を阻む越境食わず嫌い王の「分からない」理論

東京五輪以降の景気観測は後退局面というネガティブな雰囲気が支配的ですが、わざわざ「海を越えてやってきた客人たち」をオリンピック期間だけの特需にしてしまう可能性も。縮小傾向の自国市場で終始する ガラパゴスEC 化が加速する理由はどこにあるのでしょうか。


Economic observations since the Tokyo Olympics are dominated by the negative atmosphere of the recession, but there is a possibility that “customers who have come across the sea” may be special demands only during the Olympics. Why is Galapagos EC accelerating in the shrinking home market all the time?


日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、インドの11か国の消費者22,000人と事業者4,600社を対象に、PayPal(ペイパル)が「モバイル端末」「越境EC」「ソーシャルコマース」の利用状況について調査し、その結果を発表した。



ガラパゴスEC 海を越えない実態

英語圏消費者であれば、自国ドメイン以外のサイトでの購入に及ぶ障害はクリアしやすいともいえ、陸続きでも「越境」といえる地政学上の都合とは異なるのがジャパンの越境EC背景ですが、それにしてもわれわれ消費者は、海外事業者やサイトをまったくと言っていいほど信用していませんね。

アチラから日本国内への進出は歓迎しますが、こちらから出向くことはオンラインでさえお断りといったところでしょうか。このような姿勢なら当然、お金を支払う、支払い手段の秘密を提示することなど到底無理な話です。

何を書いてあるか分からない、そもそも本当に売っているのか、注文した品が届くかも不安な状況を、率先して選ばなくとも購入に値する商品はゴマンとひしめいているワケです。

海外黒客売上割合 世界戦

各国のオンライン事業者の海外顧客からの売上割合/過去6ヶ月間
・アメリカ:37%
・イギリス:31%
・オーストラリア:30%
・フランス:40%
・イタリア:36%
・スペイン:32%
・ドイツ:32%
・ブラジル:36%
・メキシコ:30%
・インド:47%
・ジャパン:26%

あーそーですよー、ブッチギリのダントツに低い割合ですね。海外からのお客様に利用されておりまへんなぁー。そんなに日本の商品に魅力がおまへんカァー?

そうではありませんね、実店舗では訪日外国人によって、顧客比率は海外顧客の方が引き上がっている状況もあります。となると、ジャパンの事業者が展開するECは「海外消費者が購買しやすい環境にない」というのが現状であるといえるでしょう。26%も海外顧客がいる方が不思議なぐらいです。

海外ECサイトを使わない理由 全日本戦

その逆に、日本人消費者が海外サイトを利用しない理由はなんでしょう? 「利用しない・買わない理由」が判明すれば、それを改善すればいい話。それは海外消費者がジャパンのECサイトを利用しない理由でもあるワケです。
・サイトセキュリティへの懸念:40%
・配送料が高い:36%
・納品期間が長い:30%
・税・手続料などが不明瞭:26%
・サポート体制の不備:17%
・母国語で読めない:17%
・支払いが自国通貨でない:12%
・利用時の為替レートが影響:10%

「失敗への不安」よりも「わからない」が支配するガラパゴスEC

ワールドワイドウェブ上に存在する以上、ECの事業特性は「世界の消費者を相手にする」ことに他なりません。トラフィックがシアトルからだろうが埼玉からだろうが、来店客には変わりはありません。海外からアクセスがあり、購買トラフィックが発生するのは「極めて自然」な事態なのです。

その当たり前に向き合っていれば、ジャパンのEC事情ももっと異なっているのでしょうが、残念ながら、越境ECの成立と成功は極めて「特殊」な状況に追い込まれているのです。

消費者が購買行動上で様々な不安を抱くのは仕方ありませんが、販売事業者が同様に不安を抱えていては、それは稚拙なだけです。不安は理解不足に起因するワケで、越境ECだけでなく、EC事業自体と「向き合う姿勢が欠如している」ことに他なりません。

理解に至らないものには目を背ける、「わからない」から手を出さないというのは、EC黎明期でもよく言われたこと。ネガティブな要素を探しては「やらない理由」を正当化させようとしていたハズです。

「試着しないで服を買うワケがない」「現物を確認しないで買わないでしょ」

可能性を否定することは簡単です。それまでの成功体験や事例は、その反対側にありますから。ただソッチ側はすでに「沈みかけている」のです。泳ぐ練習をするより、対岸に渡ってそこでの過ごし方を学んだ方が建設的なのは間違いありません。「わからない」は学ぶ姿勢を拒絶しているのです。

言語は?決済は?物流は?

市場拡大要素が整えば、不安を払拭する先進的で優れたサービスが現れるのも必然なのです。片手年数先には越境ECなど意識する状況ではなくなるでしょう。シアトルからの注文も、埼玉県民への発送も、取引数にカウントされることには何ら変わりはないのです。

「わからない」は知識量やアタマのデキなどの差では生じません。「意欲」の差なのです。


As long as it is on the World Wide Web, the business characteristic of EC is nothing less than dealing with global consumers. Whether the traffic is from Seattle or Saitama, visitors are no different. It’s an extremely natural occurrence for traffic from abroad to generate purchase traffic.

If we take that for granted, Japan’s e-commerce situation may be more different, but unfortunately, the establishment and success of cross-border e-commerce has been driven into a very “special” situation.

It is inevitable that consumers have various anxiety about purchasing behavior, but if the seller is similarly anxious, it is only childish. Anxiety is the result of a lack of understanding, and is nothing more than a lack of attitude to the EC business itself, as well as cross-border EC.

It was often said in the early days of the EC that they turned their eyes on things that did not lead to understanding, and that they did not take action because of “I do not know.” He was trying to justify the “why not” when looking for negative elements.

“There is no reason to buy clothes without trying on.” “I will not buy without checking the actual thing.”

It is easy to deny the possibility. Previous success stories and examples are on the other side. However, the Socci side is already “sinking.” There is no doubt that it is more constructive to learn how to spend the other side of the river than to practice swimming. “I don’t know” refuses to learn.

Language? Settlement? Logistics?

Once the market expansion factors are in place, it is inevitable that advanced and excellent services will be dispelled. One-handed years ahead, you will not be conscious of cross-border EC. Orders from Seattle and shipments to Saitama citizens remain the same in counting transactions.

“I do not know” does not occur due to differences in the amount of knowledge or headaches. It is the difference of “motivation”.



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