緊急事態宣言によって懸念される経済打撃を掻い潜るかのようにコロナ禍でも市場拡大が期待されるEC。小売業にとっては強化が急務なのは間違いありませんが、不安定な雇用状態は消費縮小を招くなど、期待と不安のブレンド状態こそが、 EC市場予測 のリアルという次第です。
野村総合研究所(NRI)が発表したICT(情報通信技術)やメディアに関する市場調査レポート「ITナビゲーター2021年版」によると、「BtoC EC(消費者向けEC)」の2026年度の市場規模は29兆4000億円、オムニチャネルコマース市場は80兆9000億円市場に拡大すると予測した。
情報源: EC市場は2026年度に29.4兆円、オムニチャネルコマースは80.9兆円市場へ【NRI予測】 | ネットショップ担当者フォーラム
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野村総合研究所(NRI)が発表したICT(情報通信技術)やメディアに関する市場調査レポート「ITナビゲーター2021年版」より
EC市場予測 消費縮小とオンラインシフト拡大の同時進行を経て30兆円市場への旅路

「ITナビゲーター2021年版」
コロナショックでデジタル化が加速
~ 2026年までの市場トレンドを予測 ~
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
・素晴らしきかな右肩上がりぶり
・10年内で10兆円市場が拡大するってさ
・インバウンド需要までもオンライン化で無双状態へ
EC市場予測 拡大好調な物販カテゴリーへ寄せる

「ITナビゲーター2021年版」
コロナショックでデジタル化が加速
~ 2026年までの市場トレンドを予測 ~
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
・お家時間と密回避の外出の充実化へ
・衣料アパレルは減少カテゴリー入り
要因は「ニーズの具現化や体現」の欠乏
・GoToなどの政策支援に運命を託したトラベル
EC市場予測 コロナ禍は追い風と向かい風のせめぎ合い

「ITナビゲーター2021年版」
コロナショックでデジタル化が加速
~ 2026年までの市場トレンドを予測 ~
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
・緊急事態宣言再びで囁かれるアパレルクライシス
・負荷はオンライン需要だけではリカバリーに至らず
・みんなオンラインになれば「優先的選択」のポジション獲得競争が激化

「ITナビゲーター2021年版」
コロナショックでデジタル化が加速
~ 2026年までの市場トレンドを予測 ~
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
ITナビゲーター2021年版(PDF)はこちらから
コロナで加速強制されたオンラインシフトのビッグウェーブに溺れない為に
いくらECの売上が上がろうと縮小する店舗売上のすべてをリカバリーすることは抱く展望としては現実的ではありません。店舗の数だけその障壁が高くなるように、これからのブランドビジネスのキモは、知名度に比例した規模感ではなく、D2Cに象徴されるようなコミュニティと距離感にあるとすれば、オンラインシフトで重要なのは、実店舗との連動でコスト負荷よりも、ソーシャルメディアでのエンゲージメント指数に投資価値が見出されるのかも知れません。