国内化粧品市場 コロナ禍で再編必死な小売販路の今

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従来、ブランドビジネスにおいての優先される小売スタイルは、直販よりも、百貨店などの「華やかしき販路」であり、その売り場そのものがブランドのステータスを証明していました。ワンフロアを占拠するほど百貨店依存の高い 国内化粧品市場 でも小売シーンの変化の波は否応なく押し寄せているようです。

富士経済が7月に発表した国内化粧品の販売チャネルの市場調査「化粧品業態別販売動向とインバウンド実態調査2020」によると、メーカーやブランドが直接販売する形態の公式通信販売市場規模は、2020年に2019年比1.0%増の3845億円を見込んでいる。

情報源: 化粧品の公式直販チャネルは2020年に1%増の3845億円、化粧品小売は9.7%減の4兆452億円と予測 | ネットショップ担当者フォーラム



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店舗販売の状況を伺う

2019年実績:3兆5778億円 / 前年比102.3%
2020年見込:3兆1945億円 / 前年比89.3%

商材ジャンルが異なるとはいえ、小売の中心的存在だった実店舗の閉鎖・閉店・縮小のニュースが連なる今、この程度の落ち込みで済めば御の字といえる楽観的な見込みかも知れません。深傷にしないためにも、強化すべき販路の見直しは必須といったところでしょう。そうなれば、卸しを目的としたB2B営業も変革の必要に迫られることでしょう。百貨店バイヤーを国賓ばりにお出迎えする光景も過去のモノとなるのです。

各販路の市場規模を比べてみましょう

2020年見込みベースで成長率が高いランキング
1位:公式通信販売
3845億円 / 2019年比101.0%
2位:ドラッグストア
1兆5776億円 / 2019年比96.3%
3位:量販店
3344億円 / 2019年比95.8%
4位:化粧品店・薬局薬店
3239億円 / 2019年比92.0%
5位:訪問販売
4160億円 / 2019年比87.7%
6位:百貨店
4400億円 / 2019年比77.8%

販路として圧倒的な存在を示すのはドラッグストアにして、前年比96%程度に抑えるだろ点は、希望を抱ける結果としても、百貨店販路の落ち込み具合は突出しており、片手年内には、「市中在庫になるだけだよなぁ」とボヤきの温床になる可能性も。
投資すべき維持コストと成長コストがハッキリしている点は、経営資源の選択と集中がしやすいという利点も。

ただ訪問販売という手法でこれほどの市場を形成している点においては、業界の特殊性を垣間見る感があります。

「いやー、お客様の美しさはクーリングオフ、そう取り消せませんよ」

国内化粧品市場 2020年予測の数字まとめ

・小売りベースの2020年化粧品市場は、同9.7%減の4兆452億円と落ち込む
・2020年の化粧品市場は、店舗販売で同10.7%減の3兆1945億円
・メーカーなどの直接販売の公式通信販売市場規模は、2020年に2019年比1.0%増の3845億円の見込み

訳すると、今年の化粧品市場は実店舗ベースで10%程度落ち込むも、ECは拡大。ただし、市場全体の落ち込みをカバーする規模には至らず、ECシフトも多くのメーカーにとっては、イバラの道になると。



アパレルも同様で、EC強化しても実店舗売上減少分を補うには至らず、アフターでもウィズでもウイルスの影響下にある以上、小売ビジネスとしては「我慢の連続」であって、ビジネスとしての旨味は皆無に等しいというのが実情です。ということで、ECファーストで資金に限りがあるけど、一定規模程度で十分と利益率重視型のビジネススキームにある「D2C」が着目されるのも納得なのでした。


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