EC大国にしてマーケティング先進国アメリカでさえ30%程度というのに、ニッポンのソレは52%にも上ると。ライフスタイルや価値階に会った商品やサービスを積極的に選択する傾向ですが、その際の データプライバシー 意識は著しく減退し無防備となる次第です。
チーターデジタルは、消費者のデータプライバシーやブランドロイヤルティに関する意識調査レポート「不確実な時代を乗り越えるマーケティング戦略大転換のヒント」を発表した。一部内容を紹介する。
サービスのためなら我が個人情報の開示に一片の抵抗もなし
・43%が商品やサービスと引き換えに情報提供を希望
・その提供情報の種類は、
商品の感想(38%)
将来購入するかもしれない商品の情報(37%)
過去の購入情報(33%)
購入履歴という行動データ程度なら、いくらでも差し出しそうな勢いですね、助かります。
だが広告は断るという風潮
・パーソナライズ広告は便利で好む(15%)
・パーソナライズ広告を気にしない(45%)
・パーソナライズ広告は不快(29%)
一見してデータプライバシーに無頓着で無防備のようにも思えますが、こと広告となると遮断性が高まるようです。Cookieベースのリタゲ広告はやりすぎだったんですよ、いわんこっちゃない。クリテオのし過ぎは嫌われ養分を高めるのですね。
・ブランドや小売業者から送られてきたメールをきっかけとして、購入に至った(55%)
ロイヤルティを抱くブランドの数って
・2~5ブランド(72%)
・6~9ブランド(13%)
・1ブランド(11%)
・10〜15ブランド(2%)
つまり、ブランドへの献身を証明するために、一定以上の個人情報を開示することも、それに基づいたサービスを受け入れることもやぶさかではないが、それる許すブランドはせいぜい「片手内」程度であると。一人当たり5ブランドを上限と考えると、それだけで「一体どちらが優位な立場」にあるのか改めて非情な現実に気づかされる次第です。