ECサイト上やアプリでの接客、つまり「 チャットボットEC 」の導入が盛んになりました。このツールの導入は、サイトの滞在時間や顧客誘導に効果を発揮し、サイト内検索よりも効率的に目的のページまで誘導することが可能になります。
ただし、あくまでも「サイトに来てからの接客」です。
店舗に来てから接客するんだから当たり前と思うでしょうが、ことECにおいては「来店前の接客」が可能なワケで、サイト外のユーザーリーチに有効と考えるべきツールなのです。
メッセンジャーを使った対話型広告「fanp(ファンプ)」を提供する ZEALS(ジールズ)は26日、「fanp for LINE」のトライアルプランの提供を開始した。LINE は先週、LINE 向け運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」において、新メニュー「LINE Ads Platform CPF(Cost Per Friend)」を発表しており、fanp for for LINE はこれに対応したものとなる。
情報源: チャットボット会話広告「fanp」がLINEに対応——LINE Ads Platform CPFに対応した「fanp for LINE」のトライアルプランを提供開始
そもそもLINE Adsって何?
ざっくりいっても国内7,000万人が日常的に利用するLINE。もっとも利用率の高いアプリであることは間違いありません。昨年リリースされた「LINE Ads Platform」ですが、従来のアドネットワーク利用で頭打ちだった各アカウントが新規獲得成果を上げています。
その「LINE Ads ※省略します」での新メニューが「CPF(Cost Per Friend)」であり、お友達獲得の場合にのみ課金される「完全コンバージョンベースの料金体系」が追加されたワケです。
ただ「お友達追加」された後はどうしましょう。メッセージ配信などは当然可能ですが、前提として、企業・ブランド側の「発信メッセージの受信」をユーザー側が受け入れる状態です。もちろん興味関心があるので「お友達」になったワケですが、あまりにも発信者都合ではあります。
これを解消するのが今回の「来店前接客」であり「対話型広告形式」である「fanp(ファンプ)」なワケです。
チャットボットEC それは外商ツールに
実はこのfanpはすでにFacebook Messengerで先行運用されており、その実績からLINE参入したということです。
LINE上で法人アカウントが友達追加された後、会話型のLINEbotが商品を会話で紹介し、購入促進し、CVまで誘導してくれるというもの。現在は、FB版先行利用社からの順次導入ということで、導入・運用条件はもう少し先になりそう。
LINEアカウントに関しては、開設してみたもののお友達が増えないなどのお悩みはよく聞かれます。アカウント特性上、「公式アカウント」の優遇は当然ですが、本来は「店舗」などでの地道な告知が必要です。
そこを課金型のお友達獲得広告と獲得後のコミュニケーションとCV獲得の流れをワンソリューション化したfanpにより、断片化した施策がワンストップ化したワケですから、現時点「最強の接客ツール」の称号を与えてしかるべきかと。
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