商品への購入導線がスムーズで一元化されているほど便利なワケで、増加し続けるプライム会員数に比例して、Amazonの 検索広告 がその存在感を発揮し、デジタル広告予算奪いつつあるということです。Amazonで検索して表示されない商品はこの世に存在しないという時代がソコにあります。
eコマースをリードし、検索広告チャネルとして重要性を増しているAmazonへの広告支出が増えることで、検索広告への支出は2018年第2四半期、前年比で13%増加した。
情報源: Amazonの広告プラットフォームとしての影響力が検索広告市場拡大を後押し | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
Amazon 検索広告 で存在感を発揮する
商品への購入導線がスムーズで一元化されているほど便利なワケで、増加し続けるプライム会員数に比例して、Amazonの検索広告がその存在感を発揮し、デジタル広告予算奪いつつあるということです。
デジタル広告管理プラットフォームを提供するMarjin Softwareは、自社のクライアントの有料検索、ソーシャル、モバイル、ECに関わる広告費用の動向をレポートしていますが、年間何十億ドルにものぼる広告投資のうち、Amazonはその20%を獲得しているといいます。
その内、Amazon広告メニューの「スポンサープロダクト広告」に79%、ヘッドライン広告に21%に投下されていると。
GoogleとFacebookは、デジタル広告市場でこの後も重要なチャンネルで存在し続けるであろうが、Amazonの検索広告は、彼らに並ぶ「選択肢」となり、増加するデジタル広告予算でシェアを伸ばすことになるでしょう。
Amazonで検索して、表示されない商品はこの世に存在しない、もしくは販売機会を失うに等しいという時代が訪れようとしているのです。
アマゾンの 検索広告 は顧客のためにある
広告主において、広告とは自社商品の販売機会促進であり、売上促進を見込んだ投資に他なりません。当然ながら投資したリターンの最大効果は「自社」に持ち込まれるべきものです。
ところがアマゾンのプラットフォームシステムと顧客至上主義においては、広告と名がつくサービスであっても、その利益最大者は、購入者となる顧客であり、広告顧客ではないのです。
配信した広告から導かれる商品ページには、「競合他社の同製品」が平然と並びますし、カート状況によっては、別の出品業者のページに流れ込みます。
実質的な価格決定権は、アマゾンにあり、アマゾンはウェブに存在する商品情報を収集・比較して「最安値」を構築します。どんな額を投資しようが、自社で決めた販売価格よりも、他社が同商品を安値で提供していれば、その価格以下を設定するのがアマゾンです。無論、欠品・在庫がない商品に至ってはカート誘導などしません。在庫のないカートへの遷移は、顧客に不便を強いるからです。
従来の広告の常識的にはあまりに広告主に寄り添わないアマゾン広告ですが、投下される予算が増え続ける状況、当然のように「成果」が伴います。正直、従来のどのメディアと比較しても「投資価値と実売リターンの高い」広告商材はないでしょう。
無論、商品内容や価格にも左右されますが、単純に言って「10万投資して100万の売上」という驚くべきハイリターンは非現実的なおハナシではあリません。
100万の純広枠に掲載して、10件程度問い合わせを獲得するのが関の山な雑誌広告の予算が奪われ続けるの至極当然なのですね。
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