帝国データバンクより、 上場アパレル23社 の3月販売状況の分析が発表されました。コロナショック影響度としては、世間的にも「ナメてた」期間でもあり、その減少度は「これから」ですが、5割6割減も当たり前という被害具合に先行きは不透明というより漆黒に染まった感しかありません。
帝国データバンクでは、アパレルを中心とした衣服類販売を手がける上場企業(または上場グループ中核企業)のうち、ホームページなどで月次売上高をリリースしていることが判明した23社について、2020年3月分の全店実績と既存店実績を集計し、分析した。
上場アパレル23社 全店 前年同月比 ワーストランキング
1位:ワールド/UNTITLED他:59.7%
2位:TSIホールディングス/ナノユニバース他:57.8%
3位:青山商事/ザ・スーツカンパニー他:58.9%
4位:ライトオン:59.9%
5位:ユナイテッドアローズ:61.2%
6位:シーズメン:METHOD他:61.9%
7位:タカキュー:63.0%
8位:AOKIホールディングス/ORIHICA他:63.5%
9位:マックハウス:63.9%
10位:ジーンズメイト:66.6%
11位:コナカ/スーツセレクト他:67.3%
12位:ナルミヤ・インターナショナル/mezzo piano他:69.2%
13位:コックス/ikka他:70.9%
14位:ハニーズホールディングス/シネマクラブ:71.7%
15位:ファーストリテイリング/ユニクロ他:71.9%
16位:TOKYOBASE/STUDIOUS他:75.0%
17位:パレモ・ホールディングス:75.5%
18位:はるやまホールディングス:75.6%
19位:アダストリア/グローバルワーク:75.7%
20位:バロックジャパンリミテッド/MOUSSY他:75.9%
21位:しまむら:88.2%
22位:西松屋:119.8%
23位:ワークマン:123.4%
■実店舗とECの合計をリリースしている企業は、その合計値で集計。実店舗のみをリリースしている企業は実店舗のみの数値を集計した。■月次売上高の集計方法等は、リリース企業の手法・方針に準ずる。
百貨店をはじめほんんどのショッピング施設が休業となった緊急事態宣言は4月であり、全国都道府県に適応された影響はまだこれから。5月6日以降にも、自粛が継続されるなら、4月や5月の売上は8割から9割減が現実となり、リーマンショック以上の影響は不可避と考えられます。実店舗での販売オペレーションや接客業務そのものを根本的に見直す変革が伴わなれば、いつまでも濃厚接触のリスクの高い場所という誤認を抱かれ続けることに。